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「中村とうようアンソロジー」
![]() | 中村とうようアンソロジー 2011年 10月号 [雑誌] (2011/09/17) 中村 とうよう 商品詳細を見る |
中村とうようさんが亡くなってから2か月で
やっと、この本が出版されました。
なので、僕も記事として中村とうようさんのことを
遅まきながらアップする気になりました。
僕の中では・・・
中学生の後半
ボブ・ディランの事や、アメリカン・ミュージック
日本語のロック、はっぴんえんどなどの事を知る中で
アメリカの「ロック」を旅してゆき
南下し海へ出て、島を巡るようになったころに
ブルースやワールドミュージックを
「古い音楽でなく、未知の音楽として」紹介してくれて
音楽、ロックを聴く道筋をいつも先導していった方です。
評論家への評論や
ワールドミュージック関連ばかりを取り上げるような
記事や追悼文が多くて閉口するなか
本家本元は、ちゃんと60年代後半からの記事を
そのままの形で載せてくれたことに拍手を贈りたい思いです。
7月4日から始まっている
「中村とうようコレクション展」も寄贈品を中心にした展示会で
貴重だとは思うけど、「世界」にだけを目を向けた企画に
ちょっと腰が重いまま、いよいよ24日までになっちゃいました・・・。
ツェッペリン来日時の熱い追跡
日本のC&Wファンへの苦言
チャリティへの問題提起
1970~1980年代のストーンズ
キャンディーズの解散
ジャズ、ロックのルーツとしてのアイルランド音楽
・・・などなど、その都度
赤いボールペンと付箋紙を片手に
夜な夜な読みふけっていた時代を思い出します。
音楽を本当に必要としてる人は、
好奇心がエネルギーの源になるはずなんですね。
ところが今の若い人たちの音楽の聴き方は、
友達がこれを聴いてるから自分もそれを聴かなきゃならないと
まわりに全部合わせてしまうみたいな形です。
また、音楽を作ってる業界の方もそういう形で
まわりに広まりやすいような音楽しか追求しない、
作らなくなっているような気がするんですよね。
こういう状態が続いたら、音楽がおもしろい方向に発展していくのか
ちょっとお寒い感じがしています。
でも、自分が生きてる間に音楽がどこに行くのか、
音楽のこの先を見届けていかなきゃいけない
という気持ちがすごくあります
中村とうよう「音楽主義AWARD」インタビューより
■中村とうよう氏が考えたニューミュージック
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Name - noboru
Title - 多分・・・
ただ、そこに自然にやってくる老いを
この人がどう受け止めていく覚悟だったのか
そこをいつか聞きたかったけど
この死がひとつの回答か・・・?
と、愕然とした死でした。