0515 「こころが和らぐ関係」フルバージョン

「心が和らぐ関係」

2010年5月15日

「医療安全全国共同行動2周年記念フォーラム」　東京：ベルサール九段

みなさんこんにちは、川江美奈子です

私は日頃、自分で歌を書いて唄ったりしています。

私自身、以前入院した経験があって

いつもは音楽の仲間や、音楽関係の世界にばかりいた私が

そこで初めて、病院の中で働く人たちと触れ合う機会を得ました。

それまで私は、とても病院という場所が苦手で

本当に、困ったときしか行かない、という姿勢だったんですけど

そこで本当に、本当に病院の方たちにたくさんの力をもらって

自分が無力のときに、本当に頼れるひとは、その時はもう病院の方たちしかいなくて

そういう中で、その病院で働く方々、お医者様、スタッフの方たち

みなさん、本当に激務だという事を目の当たりにしました。

そして今、私はおかげさまで元気に歌を唄わせてもらっているんですけど

そうなった時に、今度は私から何か出来ることはないか

と、思ってたときに、この活動のことを知りました。

音楽も本当に人の心と心が触れ合うものですけれども

病院でもなんかそういう、人と人の心が柔らかくなって

なんか新しい行動に繋がってゆくような、

そういうきっかけに歌がなれるんじゃないかと、私は考えました。

そんなことで、この活動に関わらせてもらえる機会をもったので

去年は、諏訪中央病院というところで、実際に患者さんやスタッフのみなさんの前で

コンサートをさせてもらったりしてました。

それは、私自身にとっても、また人と人の心の繋がりを再確認するすごくいい経験で、

これからも私はそうやって自分の音楽を通じて、

何かみなさんの心にゆとりをもってもらえるような歌を

唄ってゆきたいなと思っています。

今でも、お医者様とお話をすると、私なんかよりもずっとずっと激務で

いったいいつ寝てるんだろう？っていうような、お話をうかがって

こっちが心配になるぐらいのところがあります。

そういうことを患者さんのほうも知って、

そして、お医者さんも患者さんの不安を多分ご存知だと思いますし

お互いにそういう「人」であるということ、その心を理解し合うというところから、

なんか、新しいゆとりが生まれて来るんじゃないかな？と思っています。

音楽を通じて、これからもこの活動を応援してゆきたいと思っています。

まだまだたくさんの病院に、そして患者さんにもこの活動を知ってもらって

どんどんこの輪が広がってゆけばいいなと思っています。

これからもいろんなチャンスがあれば、いろんな病院にうかがって

直に歌を届けたいなと思っているので、その時はどこかでお会いしましょう。

よろしくお願いします。

川江美奈子

ピアノ/川江美奈子

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