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かわえうた

言葉にできないものを歌にするのが自分の一生の目標 minako kawae

0924:太陽と月 recording note 



この日のレコーディングは1日で3曲録り切ることになっていて、
いっせーの!でミュージシャンの方々と音を鳴らすこと自体が久しぶり
(いつも一人で勝手に弾くシチュエーションが多いため)の私は
朝からひそかに緊張していた。
しかしながら集まってくださったメンバーの
〝演奏するとすごいけどお喋りするとゆるふわでおもろキャラ”に助けられて、
録音はぐいぐい完成。
Vocalも今井さんとアシスタントの方たちのおかげで、
いつもすっと自分の宇宙に入り込むことができる。
20年前の自分とはすこし変わってきた現在の声も、これがいいと思わせてくれる。
この曲は、主人公のつらつらとしたメッセージを
絵本をめくるみたいに静かに熱く綴れたら
いいなぁとイメージしていた。
それをイメージ以上!の形にしてくださった皆さんに感謝しています。




ここしばらく最近は
ご家族やお子さんのことを歌うことが増えてきて
声も「20年前の声」とは少し変わってきても
(僕には変わり方が解るほどの耳はないけど・・・)
でも、だんだんやっぱり凄みが増してきたのは
そこに「かわえ節」があるってことで・・・

昔はずいぶん歌詞のことをぶつぶつ
解ったようなことを、つぶやきながら聞いてた気がするけど
この曲に顕著な、自分の(川江美奈子の)中に歌い継がれてきた
メロディや音符の組み立てから生まれる
けっこうヘヴィなスピード感は、音として厚みを増してきている。

それは、ディランが歌う
「マイ・バックペイジズ」や「ハリケーン」
「嵐からの隠れ場所」
そして「最も卑劣な殺人」のように
「今」や「過去」「未来」だけをザクっと、その「時代」の歌にするのではなく
吉田拓郎が「今日まで、そして明日から」と歌ったように
今までをしっかり受け入れることで、受け入れたことで
見えない明日に確かな勇気をもつ歌になってきていると思う。

ネヴァーエンディング・ツアーも夢じゃないかもです。



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