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かわえうた

言葉にできないものを歌にするのが自分の一生の目標 minako kawae

1分間のおやすみなさい:第百二十九夜「晩夏(ひとりの季節)」 



■第百二十九夜「晩夏(ひとりの季節)」 荒井由実 from「14番目の月」

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「さざ波」で始まり、この終曲でしまる
荒井由実最後のアルバムにして
「荒井由実」最後の曲
どうなることやら、このアルバムだけを聞いてると
ちょい感傷的にもなる、僕が21才のときのアルバム。

今の奥さんに会った年で
この年から7年間の同棲生活が始まり
同時に僕は映画界に
妻は舞台の世界に
ポーン!と飛び込んだ社会人1年目のとき
何かが終わり、何かが始まるころを
荒井由実の終わりに感じつつ
当時では思いもよらなかったキラッキラ!の
松任谷ユーミンの世界が始まりつつあった年でもあり
「晩夏」には何度泣かされつつ、勇気とパワーをもらったことか・・・。


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ぎゃんちゃんの「晩夏」も
シンプルにキメたドレスで
初期の原宿ライブで何度か聞いた
あの初々しい「晩夏」を思い出してまた・・・ホロッ。

前にもいつかどこかで書いたけど・・・

ユーミン作曲の極み
「に」と「は」にあてた、音と色の美しさ
もう絶妙で、ユーミンの歌い方もゾクゾクするけど
ここでのぎゃんちゃんも、さすがにファンクラブ会員!と思わせる
凝り方が見え隠れします。

空色 水色
 紅
やがて来る淋しい季節が恋人なの

藍色 群青
薄暮 紫
ふるさとは深いしじまに輝きだす




歌は、書くまでは私自身なんだけど、
一回 表に出て行くと、もうそれは聞いてくださる
それぞれの皆さんのものだなって
私はいつも思っていて・・・

きっとみんな色んな事情があって、
それぞれの人の暮らしとかに
直接触れることはできないけれど、
自分で歌を書くってことを通して、
みなさんの深い思いの部分と直結して
つながれるってことが、
私は歌を歌っているというこの仕事を
誇りに思う部分なんですよ。


(川江美奈子)

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