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1分間のおやすみなさい:第百二夜「紡ぎ唄」
■第百二夜「紡ぎ唄」 中森明菜

中森明菜ファンの中でもこのバラード・アルバムをベストにあげる人が多いと思う
名曲名唱揃いの明菜渾身の傑作アルバム「i hope so」(2003年5月発売)の中の一曲
そして、川江美奈子一番最初の提供曲として有名。

アルバムは、武部さん全面プロデューズの中
4つのテーマごとに武部さんのピアノ楽曲があり
そのコンセプトの中、「宵」をぎゃんちゃんが任されて(?)います。
「明菜さんを意識したトロッとしたバラード」
と本人がMCで話しているとおり、歌詞の所々にそれらしい言葉が散りばめられ
今なら平仮名で書くかな?というような言葉も
より意味がきつめに伝わるストレートな書体で置かれています。
もちろん「紡ぎ唄」とは言っても、ただ糸を紡ぎながら淡々と唄われる民謡ではなく
紡いでる赤い糸が巻かれていく間に、まるで鮮血のように
赤が溶けてポタポタと滴り落ちるような・・・緊張感があります。
でもメロディはどれもすでに「川江節」
川江美奈子初期の私小説的なちょっと湿り気のある
濡れた感じの音が、とてもうまく言葉をすくい上げキラッと光ってます。

「明菜が好きだけど、CD買うのは聖子ちゃんという、昭和のスカした小学生」
だった
ぎゃんちゃんによるセルフカバーは、あの原宿BJW
2006年10月の夜想フ会・第一夜「藍色の夜」でした。
思い出せない方には、
客席相手の「リクエスト・コーナー」があった夜、と言えば思い出すかも?です。
ライブではこのバラードをちょいアップテンポにリアレンジし
弾き語りでバタバタと歌ってて、ちょい落ち着きのない感じでしたが
今思うと・・・
明菜風に書いたこの歌詞の言葉を、
そのまま、あの時の本人が生で歌うには
幾分気恥ずかしい部分があっての照れ隠しかだったのかな?
と思っています。
名曲です。
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