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1分間のおやすみなさい:第九十七夜「Every Breath You Take」
■第九十七夜「Every Breath You Take」 ポリス
ポリスの知らない人はいないビッグヒット
そんな「見つめていたい」も、今は昔1983年のこと・・・
僕は映画(フィルム)の仕事に見切りをつけ
最後の仕事と決めてた、つくば万博(1985年開催)某パビリオンのための
70㎜3D作品の撮影で、長期間ハリウッド撮影所に入り込んでた時
撮影を終えて帰国したら、撮影の仕事をやめて結婚することを決めていて
それをスタッフが一足先にアメリカで祝ってくれて
そのときに「お祝いのアメリカ土産はなにがいい?」と聞かれて答えたのが
なぜか(・・・?)、ポリスのレコード「シンクロニシティ」でした。
ポリスの写真集と一緒にリボンを付けていただいたのが、この曲一番の思い出。
ただ、ひねくれ者の僕は、
スティングのあのツンツンした歌い方はあんまり好きじゃなくて
一番一生懸命聞いていたのは、アンディ・サマーズのあの「シャジャーン!」っていうギター
なので、ここらへんの歌詞がすっかりつまらなくなったポリスより
1枚目や「白いレガッタ」が神盤。

で、
ぎゃんちゃんの弾き語りは、とってもいい意味での「時代」を感じさせます
ロンドンのミュージシャンがアメリカでひと儲けしようと企むと
やっぱりこういうちょっとダルい歌詞と覚えやすい綺麗なメロディになる
それは、ロンドン→ニューヨーク→アメリカの濃いフィルターにろ過されて
西海岸発で太平洋を渡る頃には特上のポップスになってキラキラ光る。
特にポリスは売れ過ぎて、殿堂入りまで果たすので
この時期のライブは日本では見ることも出来ず
これ以前に来てくれた、1981年武道館でのライブは「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」のころで
まるで「ホテル・カリフォルニア」前夜に
「we are EAGLES from Los Angeles!」と叫んで始まった
「take it easy」の頃のイーグルスのようで
まだまだ、かろうじて尖がっていてキレッキレでした。
ピストルズが叫んでた通り
80年代に入り本当に「ロックは死んだんだな」と納得してた頃。
でもそれは決して悲観視していたわけじゃなくて
きっと何か新しいものが生まれるんだ
そのために必要な「死」だ
と、信じてた頃。
もちろん今も信じて待ってるけど。
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