fc2ブログ

かわえうた

言葉にできないものを歌にするのが自分の一生の目標 minako kawae

1分間のおやすみなさい:第九十一夜「恋におちて-Fall in love-」 



■第九十一夜「恋におちて-Fall in love-」

作曲:小林明子 
作詞:湯川れい子

今も思い出すだけでイライラするほど
「金曜日の妻たちへ」はみる以前に大っ嫌いなタイプのドラマで
もちろん一度も見たことないので
見てた人と比べるとこの曲の印象はまったく違うかも・・・です。
そして個人的にも、今までの一生の中で
一番メチャクチャ働いていた時期(時間的にも肉体的にも)に聞いてたので
土曜日と日曜日がまったく暇がなく遊べず飲めず昼間もなく
あるのは週末前の金曜日の憂鬱と
終った月曜日の朝焼けの中の新宿の喧騒・・・しかなくて

ただ、土曜と日曜日には関係なく
「あなたがいつも欲しいから」とは思っていたので・・・。
今のスマホやプッシュボタンの電話ではなく
数字ひとつずつに指をいれて、ジ~っと回して
ジャラジャラと戻る時間は、それはそれは悩ましくもどかしく
番号を回し終える前に、何度思いとどまって受話器を置いたことか・・・

ここいらへんをオン・タイムで聴いてた方は
年齢的にも、もうそんなことはもう忘れかける時期になるだろし
世間一般的も時効が成立しているくらいの「思い出」になってるんじゃないでしょか?
いまさら思い出しても、もう走ることはないし
かける電話番号も覚えてないし
本当にかけたいナンバーは自主的に多分消されてる
消したことも忘れてる



145798


・・・でも。

ぎゃんちゃんあたりに、こんなに麗しいドレスで
情感たっぷりにピアノで弾き唄われると
お酒も素敵な夜空や照明など何も必要なく
心の奥の奥の奥の、本当に奥のほうが、自然にポッと静かに暖かくなって
若い時の間違いも、当時は勝手にそう思いながら苦しみ楽しんでただけで
人生の中では「何一つ間違ってなかったんだな」と確信出来て
今の幸せにホッとします。

70年代を越えて
80年代の、(僕にとっては)どうしようもなく退屈で
J-POPとか言われることが多い、殆どのつまらない楽曲たちも
自動販売機で買うコーヒーが
昔よりは今の方が全然美味しい・・・みたいな感じで味わえます。
お金を入れると、カラカラと音を立てて落ちて来て
しゅぽっと飲むみたいな・・・?

明日はカルピス飲みたいな☆




関連記事
スポンサーサイト



Comment

Add your comment