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かわえうた

言葉にできないものを歌にするのが自分の一生の目標 minako kawae

1分間のおやすみなさい:第六十五夜「ピアノ」 



■1分間のおやすみなさい:第六十五夜「ピアノ」

今でこそぎゃんちゃんのライブは聴けても1年に2、3回(?)だけど
デビューからしばらくの間はアルバムが発表されるたびに
発売記念のライブやインストアーが数多く企画されて
毎月のようにライブは行けてて・・・

それがある時、パッと途絶えて
みんなが???と思ったあとに、やっと出演されたライブ

「CDJ PIANO NIGHT 2007 ~PIANO ISM」 
幕張クラブ・イクスピアリ 2007/8/12


でお披露目されたのがこの曲で
その日その時その場のMCで、初めてしばし沈黙の意味を知らされて
その後に唄われた
「ピアノ」

その後のMCなどでも度々この曲のことは語られてきたけど・・・

piano25688
 
ピアノは幼稚園ぐらいのときに始めたんですが
練習をしない子で、好きなユーミンの曲を耳で聞いてなぞってみる
見たいな事を楽しんでました。
それも、あまり親の前ではそういう一面は見せずに
誰もいないときに弾いてて
それが私の弾き語りのルーツだったな~と、思い出しています。
そんな心の中のことを上手く伝えられない性格だった私が
こうして歌を唄うことになってからは
素直に伝えられるようになったことがたくさんあります

私自身が明日どこか遠くに旅立たなければならなくなった時に
どんなことを考えるだろう?ということを歌にしたんですけど・・・
今思い出してみると、昔私の大好きだった叔母さんが
天国に旅立ってしまった時に、
やっぱり私は、すごく素直じゃない娘だったので何も言えずに
そのときもこっそりと、下手でしたが
叔母さんの好きだった曲をピアノで弾いてみた・・・
そんな事を思い出していました


・・・ってMCがなぜか一番印象に残ってます。

ぎゃんちゃんの曲の中では
メロディも歌詞もとってもシンプルで目立つフックもなく
極限まで無駄を削ぎ落したような
磨きぬかれた艶がある楽曲です
そして、僕の中ではどうしてもぎゃんちゃん自身から
離れられない楽曲です。
決してぎゃんちゃん独自の飾り言葉や
特定のシチュエーションが盛り込まれている訳じゃないのに
決して僕の過去や恋愛経験、想い出や心の奥底に
入り込んでくることもなく
この曲の主人公はいつも川江美奈子そのもの
そういう曲は、この曲だけかも知れません。

ぎゃんちゃんのある種の覚悟もみえる力強さが
シンプルで研ぎ澄まされた歌詞に投影されていて。
縁起でもない話だけど・・・
これは川江美奈子の「スワン・ソング」にしか聞こえない名曲です。
(白鳥の歌あるいはスワンソング(英語: swan song)とは、
人が亡くなる直前に人生で最高の作品を残すこと、またその作品を表す言葉)


そしてこれから絶対にこんな曲は書かないと思う。



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