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かわえうた

言葉にできないものを歌にするのが自分の一生の目標 minako kawae

1分間のおやすみなさい:第二十三夜「音樂」 



■第二十三夜「音樂」

平原綾香さんの歌を聴くたび
音楽を愛し
音楽に愛されているひとだと思う。
何も考えられないほど打ちひしがれたとき
星のように降り注ぐ音楽を浴びて
生きていることの素晴らしさを
もういちど思い知る
そんな経験がきっと彼女にもあったに違いないと
勝手に確信してこの曲を書きました。
「樂」という字は美しくて
幸せも悲しみも抱えている気がしたので
タイトルは『音樂』と記しました。
彼女の声によってまた
私自身も愛すべき曲となりました。
綾ちゃんありがとう! 

                        川江美奈子

平原綾香 10thオリジナルアルバム
『LOVE 2』 (発売:4月26日)収録の名曲
発売直後には平原綾香のラジオ番組「HEALING VENUS」にも出演し
この曲について語っていますが・・・
ほぼ同じというか、ちょっとかわした感じの内容で

いつの日かすべて忘れ去って
がらんどうの躯になるのなら
たったひとつあなたと聴いた音を
胸に抱いて死んでゆきたい


というこの曲のキラー・フレーズについても

そんな重たいような言葉でも綾ちゃんだったら、
さらっと歌いこなしてくれるんじゃないかなと思って


・・・って感じですが
こここそが「川江美奈子」



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ぎゃんちゃんの文字・漢字・表現の特徴的なひとつに
「音」があります。
自身の曲でも「音」と「音楽」は両方使っているし
MCなどの言葉使いでも「音」と「音楽」は使い分けています。

この曲の上記フレーズでは
「あなたと聴いた」ものは多分「音楽」なんだけど「音」
曲のタイトルは、
「音楽」を自身で話しているとおりの理由で「音樂」にかえてます。
アカペラやハーモニーに関わってるので
「音」を重ねるとか積むという意味で、「音」が身近にあったのかも知れないけど・・・

この曲と同じ意味合いで「音」が使われているのが
同じように「死」の場面を想像させるかのような「ピアノ」

言葉にならない夜は
ピアノを弾いて
誰もかなわない
空へ旅立つ私のために


これもあきらかにピアノで何か曲を弾くんだろうけど
それは「音楽」ではなく「音」
「楽曲」や「メロディ」でもなく「音」

この曲「音樂」でも
胸に抱いて死んでゆきたいと唄われるのは
あなたと聴いた・・・「音楽」「歌」や「曲」ではなく「音」



ちょうどこの年の12月には
武部さんとの「二人想フ会~1日遅れのクリスマス、アゲイン~」があり
ぎゃんちゃん自身で、この『音樂』を唄ってるのに
僕は残念ながら不参加・・・・★
作者自身の声と演奏で聴いてたら何か解ったかな?

とか、ブツブツ独り言を言いながらも
これまた見事な「かわえ節」の傑作です。







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