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かわえうた

スピリットというか、生きた証というか。それは“大切な人がいるからこそ”生まれる気持ちなんですよね minako kawae

0623 谷代悠:インフルエンザ・じんましん・顔面神経痛・喘息・アレルギー性鼻炎・中耳炎・外耳炎 

Mix Jam
2019年6月23日(日)
@天神プレアデス

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<出演順>
①un:rec
②Roundsell
③谷代悠
④なゆた~Fleur
⑤田代裕之
⑥中島哲平



■un:rec
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疾走感あふれるノンストップ・トラック。作り過ぎると繊細なギターの魅力が半減するけど、そのギリギリのラインで30分程度という演奏時間だから出来た濃厚な良質POPS。仕掛けのセッティングは思うようにいかなかったけど(?)そんなもの補って余りある熱演でした。聴くたびにいつも(いい意味で)次が楽しみなのは、おそらく演奏されてる自分自身もそうだから。それが素直に伝わってPCやデジタルをどんなに駆使しても嫌味がない。一聴して解る通りとても柔軟な音楽性をもった方なので、初聴きの方に「これだけ」と思われるのが、僕からしてもなんとも残念なので、そこはノンストップで走り切ったことで犠牲になった部分かな?と思う。

■Roundsell
もう3回か4回は聴かせていただいているけど、やっぱり「何を歌いたいのかな」って部分が一番不明瞭。パフォーミングで聴かせる方じゃなく、やっぱ楽曲勝負の方だと思うので、MCはありきたりの世間話や最近面白かったことを話すのでなく、楽曲の紹介や額縁造りみたいな意味で、例えば自分のスピリッツや音楽遍歴のような話しをすれば良いのかな?と思う。SSWによっては、それがいやらしく聞こえたり、理屈っぽくてステージングのマイナスになることがあるけど、Roundsellさんの場合は見るからに(見た目は)性格が良くて外連味のない素直な曲作りをしてる方なので、大きくプラスになるはず。

■谷代悠
<setlist>
1.ウヰスキー
2.レコード(新曲)
3.嗤う月(新曲)
4.真夜中とダンス(新曲) 
5.17:59
6.普通(新曲)
7.人(仮タイトル/新曲)

■なゆた~Fleur
中学時代は陽水も唄ってたというフォーク少年、その後はR&Bにもハマったという自己紹介。それがなんで今のこの音楽性なのか・・・そこが大いに知りたい謎として今回も残りました。客的目線でいえば年長の参加者で熟練のテクニックや経験はあって当たり前。それが楽曲表現に反映されていない部分がいちばん消化不良でした。まったく余計なお世話ですが・・・大きな何かを捨てたのか、訳があって長~いブランクでもあったのか?長い曲がりくねった道だったのか・・・。後半、奥さまとお二人のユニットになってシックな演奏をされてる時が一番落ち着いて聴けたので「なるほど」と思う部分はありました。

■田代裕之
もう何回も聴いているので、やっぱりそろそろ普通に唄ってる姿が見たいな・・・というのが素直な印象。わざわざ声を張り上げてガラガラの声で叫ばなくても、歌詞も演奏も上質で地声も素晴らしくきれいな方なので、30分あればもっと幅を見せられるのになあと。フラフラになって最後に倒れるのも毎回見てると、失礼ながら「いつものパフォーマンス」に見えちゃってマイナスでした。客席もいつものメンバーに近いお馴染みのハコならば、もっと冒険して反応を探ったり驚かせたりガッカリさせるのもありなので、もっと上を向いて伸び伸びやって欲しい。

■中島哲平
具体的には解らないけど、それなりのミュージシャン歴があって長くやってると思われる方を、この5年間で何人か見て聴いて来たけど、その中では一番(とってもいい意味で)固まらずにまだ柔らかい部分を残してるかた。持ち時間のなかで毎回小さな工夫があるし、僕が数回聴いたステージでは、曲目・曲順が同じだったことは一度もないし、カバー曲も毎回違っていて、「安定」が「飽き」や「馴れ合い」ましてや「手抜き」には繋がらず。ウケをねらったその場しのぎのトッピングもないので、当たり前だけど毎回ちゃんと聴ける。MCも微妙に自分のネタばらしが多いので楽曲のプラスになってる部分はさすがのお手前。ライブで知らない名前がズラッと並ぶプログラムの時でも、この方が最後に居ることで安心して聴きに行けるってことは結構すごい事かも知れない。



■谷代悠
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自分の世界観が受け入れてもらえた。
ギター上手くなったと言われた。
生きていればこそ。
ニコニコ笑顔でいたけど大泣きしそうだった。
今までと違う気持ちで歌ってギター弾いていた。
歌詞が勝手に出てカンペ見なくても大丈夫だった。
いろんな風景が浮かんでた。
不思議だった。
不思議な夜だった。
(on twitter 谷代悠)


1.ウヰスキー
僕が聴き始めてからCDも作らないしYoutubeでの動画も発表してないし、丁寧なHPなんて作らないし、それでもやっと2曲だけ歌詞を字面で教えていただいたとおもったら、その2曲とも今日唄って、気が付いたらその他全曲が見事に新曲だった。というこの日の始まり。
最近は毎回唄われてる曲なので、この曲と「17:59」でその日のハルさんのコンディションや、聴き取るこっちの耳の感じが解る。そんな意味で「今日は凄い!」って始まり。ギターとボーカルの絡み具合や間の取り方や音圧。


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何も怖いものなどない今年2月以来のライブ
まずは、鳥ひと鳴き☆


2.レコード(新曲)
ハルさんらしいメロディの新曲。どこがどうなのか?まだ判明してないけど、ハルさんの曲でこの手の楽曲はだいたい「音楽」から遠く離れないテーマなので、結構荒い言葉使いをしてもなぜか別れきれない愛情が溢れ出る。


「令和元年おめでとう。
なのでアルペジオに挑戦、
事故があっても・・・令和元年なので
・・・ありがとうございます」

ということで、ちょっとつまづきながらもスタート。

3.嗤う月(新曲) 
アルペジオといっても、やっぱハルさんなりのギター。
アルペジオであることは、意図的に音数を減らし伴奏をシンプルにして歌詞を浮き上がらせる結果となり、後半弾き語りに戻ると、楽曲後半でギターが一本増えたり、ベースが入って来たり、ストリングスが入ってきたり、みたいな演出に近い幅があって楽曲によっては効果が現れそう。今回は「月」をうたう夜空の感じに「わらう」を楽しくて笑うのではなく「嗤う」にしたことと、それに合わせたようなひんやりした演奏の感じがなかなかでした。エンディングのギターもきれいでした。
実は出番のあと、今回はハルさんにお願いして各新曲のタイトルを書いてもらったけど、この曲のタイトルが一番知りたくてウズウズしてたので「嗤う月」は、知って楽しかったです。

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「インフルエンザ・じんましん・顔面神経痛・喘息・アレルギー性鼻炎・中耳炎・外耳炎になったり、
何かに祟られてるとしか思えません。
今、驚異的な速さで鼓膜再生中」

で、次ももちろん新曲。

4.真夜中とダンス(新曲) 
今回の5曲の新曲では、個人的にはこれが一番好きかな?
ハルさん独特のヨーロッパの田舎風メロディ、ただ彼女の中でどこをどうフィルターを通して来たのか?は解らないけど、この唄の中の「輪になって踊ろう」と唄われる踊りも、そのヨーロッパ風味が絶対にアメリカの乾燥した荒野を走り回ってて、どっちかというと移民系の匂いがし、その風景が見えてくる。でもそれがありきたりのアイルランドやケルトなどではないところが独自の解釈で、多分生まれ育った故郷の緑や風の匂いが、とてもうまくミックスされて大人になった音楽のように聞こえる。実に魅力的。



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5.17:59
前曲からとてもすんなりつながる名曲。
去年のライブで初めて「母にむけての曲」だと知らされた曲。
身を削るSSWがまるで業のように因果関係を意識しながら闘い続けるのはシンドイことだなと、いつもこの唄を聴いて感じる。唄って放つことで何らかのカタはつくんだろうけど、決して癒えることのない痛みはリスナーの知らないとこで残り続けるし、それをなんども唄うのが苦痛になるときもあるのかないのか?
観客はそんなことはおかまいなしに手拍子をしたり一緒に唄ったり、叫んだり踊ったり。まるで祭り。
絶望から出発するハルさんの音楽が、いつも否定的な絶望に終わらないのは、聲(心)が常に音楽(愛)の方向にしっかり向いてるから。
最後のギターの残響音がいつも綺麗で、全部の音が空気に吸い込まれるまで耳を澄ましていたい終わり。
こういうギターを「上手い」って言うんだと思う。



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「今日がずっと続けばいいのにな
と思いながら・・・
あと、
少しで終わります」



なかなか「普通」ってのがよく解らないですけれども
「普通」について考える日々です。

6.普通(新曲)
新曲のなかで一番新しいんじゃないのかな?ってくらい、湯気が見えた1分半の小曲。
唄って(闘って)何か見えたかな?


7.人(仮タイトル/新曲)
曲の完成度は高いのにまだタイトルが決まってない新曲。
今回のステージを代表するような締め。

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いっそ毎回、全部新曲というかその時の思いをまさにライブで唄えば良いんじゃないかな?とすら思わせたハルさんなりの自由が躍動する楽曲たち。違う曲でも同じメロディの曲があってもいいし、同じ曲で歌詞が毎回変わってもいいし、それでテーマが変わってもいいし、いつも全部新曲なら「新曲」っていう安っぽい概念も消えて、そういう歌たちを唄えばいい。
きっと曲作りは、それぞれが固有の意味を持つ「文字」だけでは割り切れない感情が残るものだろうし、ギターとともに完成したものを繰り返し唄う必要もないし、決着すれば唄わなくてもいい。

end



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ひと皮むけた・・・といっても、その下の初々しいピンクの肌が現れたわけではなく、皮下組織たちを集めて仕上がった皮膚が邪魔くさくなった表皮を突き破って生々しく顔をのぞかせたような、まさしく深化の脱皮がみられた今宵でした。






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