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かわえうた

生まれてから死ぬまで、人にとっての宝物は少しずつ変化を遂げるものかもしれません。でも、決して揺るぐことのない宝物と出逢った人は、強い。  minako kawae

0309 川江美奈子:Pop Up Night 

川江美奈子
Birthday Special Live~Pop Up Night ~

derz

■出演者:
川江美奈子(vo)
黒瀬浩一(gt)
山田智之(per)
村田昭 (kbd)

■日 時:
2019年3月9日(土)
1st 開場16:15 開演17:30
2nd 開場19:30 開演20:30

■会 場:
JZ Brat SOUND OF TOKYO
(ジェイジーブラット サウンド オブ トウキョウ)

<1st set>
1.青写真
2.re-born
3.snow
4.最終電車
5.bird's blue
6.真実
7.滴
8.3月生まれ
9.春待月夜
10.聲

<2nd set>
1.桜色舞うころ
2.小春日和のメロディー
3.種と羽根
4.星の王子さま朗読~君の唄
5.水晶
6.ハンバーガー
7.世界
8.日々
9.relationship

<アンコール>
E1.しあわせ
E2.ずっとはるかあなたと

◇今夜のスペシャル・カクテル
「青いあこがれ」
レモンリキュール
ブルーキュラソー
ソーダ
トニック・ウォーター



efg

<1st set ~青のあこがれ~>

全員で登場、拍手の中ぎゃんちゃんは最後に
青いドレスでスタスタとグランドピアノ(以下GP)へ

1.青写真
いつものような腕慣らし・・・って感じではなく
ボーカルはすこぶる快調でリラックスした感じ
演奏もいつもよりゆったりゆったりと、余裕をもって緩やかにスタート
ぎゃんちゃんのピアノも一音一音確かめるようにしっかりと


リズム楽器と村田さんのアコーディオンがイントロを奏でるなか
一年ぶりのライブのご挨拶
2.re-born(今井美樹:提供曲)

美樹さんへの提供曲のなかでも、個人的に3本の指に入る名曲
ぎゃんちゃんの提供曲の名曲は、名曲であればあるほど、
立派に「川江美奈子の曲」としても一本立ちしてるのがさすが


ぎゃんちゃんはセンター・マイクへ
代わって村田さんがGP

「いつもはひとりで唄うことが多いけど、今日はたくさん引き連れて・・・」
余裕があるらしい。
47回目の誕生日ライブ、照れ隠しいっぱいのMCから
この一年間のお仕事の紹介の中
会場にも顔をみせていた
(秋田で生まれた肝の座ったお嬢さん)松本英子さんの紹介と
バタバタ忙しい時に、依頼をうけたものの
納期を気にしつつも、キーワードと情景がパット浮かび
「出来るは!」と返事をし、珍しくスパッと出来たという

3.snow(松本英子:提供曲)

アルバムで聴いた時は、英子さんっぽい軽快な曲だなと思ったけど
ぎゃんちゃんが唄ったの初めて聴いて、
「なんだそうだったのか!なんだよ」っと、遅ればせながら気づいた
ボッサ・美奈子の名曲でした。
どうりで情景が浮かんで、スパッと出来る訳だ、こりゃ。
提供曲ながら、聴いた誰もが「いいじゃん!」って思う
ずるい川江節、これは提供された側もたまんない。


ゆっくりGPに戻り
「今日は村田さんと二人で」・・・と、仲良く二人バンドで
4.最終電車

「オルガンの音が好きで・・・」と余韻をかみしめてたぎゃんちゃんに
そっと何か話しかけた村田さんでしたが
「ちょっと・・・個人的な話はやめてくれる?」と照れ隠しの一蹴♪


一番最初に好きになった「青」との馴れ初めから
スペシャル・カクテル「青いあこがれ」を紹介
「いつになっても胸の奥の方にある、ミュージシャンの初期衝動
それを大切にしながら、ずっと先へ先へ進めるといいな。という曲を書きました」
と新曲をお披露目


5.bird's blue(新曲)

「緊張するなこの曲」と言いつつ、短いピアノのイントロで始まった
ぎゃんちゃんらしい、演奏も唄うのもえらく難しそうな曲
travelling circusにも鳥の歌があったし
蔵出しライブでは「アオイトリ」って曲も唄ってたけど
これもバード・ソング
曲紹介で話していた「初期衝動」のようなものを
歌詞の中では「青いあこがれ」と唄い変え
思いを具象化した世界にすることで、
前向きな気持ちが、飛び進む鳥のように美しく空に光っていました。
上手いなあ。


ふたたびぎゃんちゃんはセンターへ
村田さんがGP

「次の曲はアルバムの中にも入っている曲なんですが
なんか不思議なんですけれども
歌を書いてるひとなら、たぶん時々体験するのかも知れないけど
過去に自分が書いた曲に教えられる・・・というか
何であんなこと思って、あの時こんなこと書いたんだろう?って
今の自分にピンとくることがあったりして、不思議だなと
ま!同じひとが書いてるんだから、そうなのかな
というのもありつつ」

大切な存在をまもってゆくことは
時には、見て見ぬふりをして
後ろからそっと見ることも、大切なのかな?という思いを書いたという曲
僕がぎゃんちゃんの曲から大きな影響を受けた
「見つめる」ということに関しての代表曲

6.真実

あまりに実直な歌詞と、嘘のない(?)落ち着いたメロディで
初めて聴いた時は、まるで「仮タイトルみたいな曲だな」って印象だった曲
傷だらけで血だらけで、情けなくて、ちょっと頼りなく
決して華やかな光なんて射さない男と女の長い暮らしに
真実を教えてくれる曲



美樹さんのツアーに参加した昨年のお話し
村田さんには「子供みててくれてありがとう」とお礼を言いつつ
そのライブからの一曲との紹介で
「みなさんにもお馴染みの曲なので、一緒に唄ってくれてもかまいません」
って紹介なので・・・
「おっ!今日は(強制)客席コーラスなしだな?」とニヤリ。
僕は実はこの曲、ぎゃんちゃんがピアノで唄うのが好きで
その後半が特に好きなので、コーラスで会場みんなで唄うよりは
ぎゃんちゃんにお任せバージョンが好み。
もちろん、唄ってる人はいたけど。

7.滴(今井美樹:提供曲)


ぎゃんちゃんによる
いつものように、ひとりづつ丁寧なメンバー紹介
「普段はあまり一緒にやることはないんですが
なんて言ったらいいのか、キーボードの村田昭!
生まれ年も月も同じなんだけど、好きな音楽のルーツは
似てるけどなんかちょっと違う。だから面白いというとこもあり・・・
ええ・・・あの、夫です」


8.3月生まれ


ギターとパーカッションのお二人はここで一部はお疲れさま



一部最後の2曲はご夫婦で
村田さんはアコーディオン


「私はそもそも暗い穴の中から外を見るような気持ちで曲を書き始めて
弱点は強味なんていいますが・・・暗い性格で良かったなと思います」

9.春待月夜

LIFE375バージョンのピアノのイントロに
村田さんの鍵盤ハーモニカが重なるゆったりとした演奏
アルバムの一曲目に入ったことで、ちょっとイメージがかわり
浮遊して旅をしていた楽曲が
久し振りに、もういちど川江美奈子のところに戻ってきたかな?って演奏


「真実」からの後半は、今さらながらの「大人の川江美奈子」
今や、昔のぎゃんちゃんが子供を育てているのではなく
子供と一緒にぎゃんちゃんも育ってることの確信
子育てもひと区切りし、もうすぐ二人のお子さんも小学生
そのなかで
ママの川江美奈子が、ただの川江美奈子になって唄う
川江美奈子の名曲のなんと新鮮なこと
一曲一曲を大事に大事に、しかも頑固に力強く唄う
自信にあふれたパフォーマンス。

あちこちで30周年とか40周年とかやってるけど
川江美奈子の歌はデビュー何周年・・・とかではなく
生まれて47年目の歌なので
今年は47周年のSpecial Birthday Live


「7年前に父が旅立っていきました、私は今日で47歳なんですが
大人は、なってみると意外と心もとないもので・・・誕生日、両親への感謝をこめて」

いくつもある「川江美奈子、最大の名曲」
・・・なのに
いまだブツにならない曲
・・・のなかの一曲

10.聲(蔵)




3297

<2nd set ~意外と似合うピンク~>

拍手の中
ピンクの衣裳に着替えたぎゃんちゃんが
ギターの黒瀬さんと二人で登場

1.桜色舞うころ(中島美嘉:提供曲)

バークレー留学時のお友達、黒瀬さんのいかにも繊細で
出しゃばり過ぎず、(多分)結構難しいことを簡単そうに演奏する
とても誠実なギターとの共演が「葉桜」っぽくて素敵でした。


そして、再び全員登場し
あらためてメンバー紹介

「今日は皆さんがあんまり(一度も)聴いたことない曲も
容赦なく織り交ぜて行きたいと思ってます
最後までごゆっくりお過ごしください」

・・・と、あきらかに一度も聴いたことない曲が
なんの紹介もなくスタート
ホントに容赦ない・・・

2.小春日和のメロディー

切なく春らしいメロディの、最近ではちょっと珍しい恋の歌
クセはあるものの若々しい曲だな
と、思ってたら
なんと20年以上前(?)アメリカに留学していた時に、
狭い練習場で作った曲らしい


3.種と羽根(travelling circusで発表済みの蔵)

travelling circusのライブでは何回も唄われたお馴染みの曲
ただ、今回は歌により重きをおき
バンドとしての音は主張しすぎずない、包装紙やリボンのような味わい


ここで水を一服
?と思ったら、
フムフムなるほどの展開が♪

rdde

星の王子様の紹介から
朗読CDの話し
そして、文庫本を取り出し・・・

4.「星の王子さま」朗読~君の唄

夜の空を見て、あの星の1つにぼくが住んでいて、
そこでぼくが笑っている、ときみは考えるだろう。
だからぜんぶの星が笑っているように思える。
きみにとって星は笑うものだ!

そう言って彼はまた笑った。
きみの悲しみが消えたとき(悲しみはいつかは消えるからね)、
きみはぼくと会ったことがあるというだけで満足するはずだ。
きみはこれからもずっとぼくの友だちだよ。

きみはぼくと一緒に笑いたくなる。
時々こうやって窓を開けて、笑えばいい・・
きみの友人たちは空を見て笑っているきみを見てびっくりするよ。
きみはみんなに言うさ
『そうだよ、ぼくは星を見るといつも笑いたくなるんだ!』。
みんなはきみの頭がおかしいと思うよ。
これはぼくが仕掛けていくいたずらだね・・・

「星の王子さま(XXXVI より)」

この日、聴くことが出来て一番嬉しかった
ぎゃんちゃんの曲で2番目(♪)に好きな曲



「猫の顔を除き込んでいるときにできた曲
青い目の猫っているのかな?」
いつもは、武部さんのジャズっぽいピアノで唄うので
「自分で弾くのは初めて・・・」という
蔵出しライブで初お披露目され、いまだに蔵
とても好きな人が多くて人気のある曲

5.水晶(蔵)


一年ぶりなんですよね・・・ライブが
この一年、いろんなことがあったんですけど


ちょっと水飲む

去年の夏、すごく近い大切なひとを突然亡くしまして
どうしていいか分からない突然のことだったんですけど
そんな中、その時ツアーがあったりすごくやることがあって
すごく落ち込んでるんだけど
すごく普通に生活している自分がいて
ご飯もしっかり食べてるし
そんな私っていったい何なんだろうって思いながらも
でもやることはやらなきゃっていう狭間で
街をあるいてるひとの中にも、そういう人がいるかもしれない
って、ふと思って
それでも今日は続いていくってことを考えながら
そんな気持ちを、その大切な人にも向けて
なんか楽しい歌にしたいなと作った曲があります

みなさん、ハンバーガーは好きですか?
次の曲は「ハンバーガー」という曲です。

6.ハンバーガー(新曲)

古いアメリカ映画のワンシーンや
ミュージカルに出てくる、
主題歌ではなく・・・二番目か三番目のテーマのような曲でした


泣きながら私
ハンバーガー食べる
いい歳した女がひとり
とても怪しいわ

どこにでもあること
だれにでもあること
大切な人がこの世から
いなくなること
それだってわたし
ハンバーガー食べる
見苦しっくってゴメンねって
空見上げて

一日も忘れない
もう一度会いたい

何食わぬ顔で
ハンバーガー食べる
となりの小さなレディに
ウインクして





「ちょっと子供の話しを。。。」
7歳と5歳の娘さんの話しから
上の娘さんが生まれたばかりの時に作った
とてつもない名曲

・・・ながらも

学校に行った後の机には
ついに
「弾き出し勝手に開けないでね」と書かれていたらしい
「ああ、もう来たのか・・・と、思いました」とぎゃんちゃん。

さみしいけど、自分が来た道を思い返しても
それでいいんだよという歌
いわく
「自分が覚えてない頃の記憶の追体験」


7.世界(travelling circusで発表済みの蔵)

ぎゃんちゃん言うところの
「わたし史上、一番歪んだサウンド」で演奏された
これまた名曲
travelling circusでの名演・名唱が忘れられない曲


私があなたの世界から
消えて魂(たましい)になったなら
いつも内緒話しするように
大好きな声でうたって
星空から
トュルル~♪ トュルル~♪ ハモる♪




「いやああ、今日はよく弾いたな」
ぎゃんちゃんセンターへ
村田さんはGPへ


生きてることと死ぬことは
そんなに遠い事じゃない、紙一重だな
毎日の何気ないことが
死んじゃう時には
きっと思い返す大事なことに
なるんじゃないかなと
思ってこの曲を書きました。

8.日々(新曲)

いつか消えてゆくと
知ってもあなたを
どうして愛さずに
いられるでしょう

ゆうべ降った雨が
草木を濡らして
新しい朝の中
きらめいているわ

なんでもないことで
なんども笑い転げて
忘れてはくりかえし
続いてく日々よ

これより美しいものは
どこにもない
あなたがここにいる日々よ

時には抱きしめて
大好きと言わせて
二度とは戻らない日々よ



hfc

9.relationship

各ソロパートの演奏を織り交ぜながらの
メンバー紹介&エンディングで・・・



end





<アンコール>

aaxd

全員が再登場
再び・・・
と思ったところへ、
キャンドルに灯がともったバースデー・ケーキが登場
村田さんのリードで・・・HappyBirthday Minako!~

E1.しあわせ

これも実にゆったりとした味わい深い演奏
バンマス村田さんが曲によって
いろいろな花を添え、光を射す
決して「和」ではないけど
まるで掛け軸に書かれた歌を見事に引き立てる
床の間の飾りのような一級品の演奏
派手さはなくともしっかり主張し
立ち位置・音色を変えながら居間を照らすさまは「粋」でした。

村田さんとパーカッション山田智之さんはここで
お疲れ様。

E2.ずっとはるかあなたと

最後の最後はぎゃんちゃんのグロッケンで締め。

終了。



2599

1st set は、
歳を重ねて川江美奈子が親になり
子育てを続けて母となり
再び、川江美奈子として帰って来た
re-bornをとても強く感じさせる歌と楽曲群。
聴き慣れた曲の新しいアレンジや
過去のライブの名曲を、もういちど一皮むいて
初期衝動を見事に聴かせた、頑固な川江美奈子

そして

2nd set は
travelling circusや蔵の名曲を惜しげもなく唄い
「君の唄」に朗読をつけることで
そこから始まる、後半5曲は
まさに、シンガーソングライター川江美奈子の世界。
唄うべきものをもっていて
何のために唄っているのかに明確な自信をもち
さらに、歌としてひとに伝え、残す力量もある。
尊敬してやみません。

そして、昨年の3月9日から一年たってのこのライブ
一年間、雑多とは言わないまでも、
いろんな音楽を聴きまくって
頭のハードディスクに詰め込んできたものを
自分の心に従って、デフラグ&最適化出来るのが
ぎゃんちゃんのライブなんだと、
改めて認識。
それが一番嬉しかったかも。

ぎゃんちゃんはまだずっと唄っていくし
僕はずっと聴いていく
そんな日々が愛おしい。

川江美奈子さん・・・
いろいろあるけど
暗い性格も悪くないですね。




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Comment

Name - 青い翼  

Title - また胸が ・ ・ ・ ♪

noboru さんの筆に現れるその時に、切実にライヴの粋を感じます。

第一部二部、それぞれで完結はするんだけど、通しで聴くと、なお 広くて深くて あったかな彼女の世界の誠実さに触れることができました。

マザーグースの青 て、この色だったんですね。
目にすると、ちっちゃい頃の彼女と気持ちと気持ちが、共鳴できたような不思議な心地になります。

レポの〆、 これまた なんて 粋なお言葉!
感じ入ってしまいました♪
2019.03.20 Wed 23:00
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