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かわえうた

スピリットというか、生きた証というか。それは“大切な人がいるからこそ”生まれる気持ちなんですよね minako kawae

0218 谷代悠:あたらしい自分を印象付ける何かはなんだ? 

2018年2月18日(日)
■天神「PLEIADES」(今年20周年)

あたらしい自分を印象付ける何かはなんだ?
~谷代悠~

okuait

<出演順>

①久永真悟
聴かせていただくのは2回目のプライベートビーチ。
ステージ後ろにバンドセッティングが置いたままだったせいもあり
バンドでの演奏を想像して聴きましたが、リズム隊やベースがある前で歌ったらもっと楽しいだろうな、と思える好きな楽曲たちでした。
学生時代に好きだったというメタリカのコピーバンドを立ち上げるらしいけど、そっちにはあんまり興味はわきません♪

②谷代悠
1.少年(浅川マキのカバー)
2.ウヰスキー
3.17:59(17時59分)
4.愛について
5.ゆりかご(新曲)
6.オブラートに包んで
7.マグマ

③中嶋かずあき
ギターや歌・ステージングも充分にこなれていて、それなりのキャリアや実力は十分に感じ取れるので、もっと楽曲や音楽に対してのパーソナルな部分を知りたかったかな?
有難い筋トレMCとレクチャーも楽しかったけど、初見の僕にとってはライブとしてのプラスの部分は少なくて、前半の曲を忘れちゃいました。



ppps

1.少年(浅川マキ)
一発聴いて明らかにギターが優しくてクリアー、ボーカルがめちゃくちゃ聴こえ優しい。座っているからセッティングによるものなのか、痛手を負ったギターをいたわりつつの演奏だからなのか、素人の僕には全く解らないものの、ハルさんがよりクリアーに眼の前に迫ってくる感じで説得力が倍増され、なかなかの快感。

「新年あけましておめでとうございます!
今年は新しい年にしたいので、座って歌おうかと思ってるけど、
今の時点で立ちたいと思ってます」


pppn

・・・も、今夜はなし♪


2.ウヰスキー
新年一発目のライブ。聴きたいと思ってた大好きな2曲のうちの1曲。
「新しい谷代悠」ということで、歌詞の内容から、もしかして削除?とも考えたけど、この年も無事に存在してくれてホッとひと息。ハルさんのタメ息混じりのボーカルも、座って唄われると余計に密室的な距離感が増し、曖昧なとろけ方を目の前で覗き見出来る感じがリアルに響きました。

椅子に座っての演奏、楽譜スタンドにカンペも用意
今年は予防接種をせずに、今のところインフルを回避しているハルさん。次のプレアデスは4月の29日とのこと。なんとか4月まで逃げ回って欲しい。


3.17:59
新年一発目のライブ。聴きたいと思ってた大好きな2曲のうちのあと1曲。
この2曲を聴けた時点で「あとは楽曲も新しい部分を聴きたいな」と欲が出てきて・・・実は結構その通りになる展開で僕は嬉しいばかり。
聴き慣れたこの曲もギター弦の高音部分がいつも以上にクリアーに聴こえてきて、楽曲の幅が3倍ぐらい膨らんだ感じで素敵でした。ハルさんは実に落ち着かない感じの演奏でしたが、曲によっては座ってみるのも良いのかな?と前半は感じつつも、後半は僕が席に座っていても体が揺れるくらいに高揚感がある曲なので、やっぱ立って振りかぶるハルさんが思い浮かんで、ちょっと窮屈な感じになったのは事実。
ま、歌の内容からすればそれもアリなんだけど、会場全体に「谷代悠」を撒き散らすようなライブ感覚はやっぱ立って唄ったほうが自然かな?
なにはともあれ、ぶつくさ言って難はあれども、それにもまして良い曲。

bacx


4.愛について
「ちょっとドキドキしながら」歌い終えた3曲の後、チューニングに四苦八苦した末、ちょっと不安なチューニングの中、「無償の愛」について考え唄われた曲は僕は初聴き。
「・・・ついて」つながりで(?)「光について」に似た感じの印象。ハルさん独特のコード使いとメロディラインで唄われた曲。



「粗ぶって2本足で立って叫んでいた曲が多かったけど、今年からはもう少し優しい歌が唄えるようになったら良いな」と思って、昨夜作られたという湯気が出ている新曲。
ハルさんいわく「一番最初にギターを持った時に覚えたコード、CとかGとかDとかで作れないかな?とやってみた」

5.ゆりかご(新曲)
コードはクリアーながらも癖のあるメロディラインはそのままで、歌ってるハルさんはちょっとてれくさそう。良く冷えたコカコーラに山椒を降りかけたような、飲み慣れたら癖になるかも?って感じの曲でしたが、いかにも前日に作ったという、こなし切れてない演奏やアレンジが、ハルさんのレアな部分を垣間見たような感じで、僕としてはその「違和感」が収穫。


「けっこう・・・な、もしかしたら次もまた『みんなのうた』に出てくるような」
6.オブラートに包んで
ま、明るめの曲ではあるけれど、ハルさんを初めて聴いた時に感じた「嫌味のない、オヤジ&オバさん臭くない洋楽感」が節々に塗りこめられた素直な曲。こういう曲は彼女くらいの年齢の女性がたくさんの音楽を聴いてきた結果として初めて唄える曲。若過ぎる娘っ子には無理だし、悟りきったような若年寄りには絶対に歌えない。こういう部分は優しくなろうが厳しかろうが変われない谷代悠。
昨年までに聴いておけば、もっと「今年の違い」が解ったかも知れないけど、残念ながらこれもお初の曲。でも「良い」と感じたんだから「谷代悠」なんだと納得&満足。

wppgft

7.マグマ
ハルさんの曲では一番数多く聴いてるかもしれない曲。
演奏形態の違いによる音質の違いはあるけど、深く熱い曲であることは変わらない。
叫ぶ感じを前半はやや抑えつつ、ギターアレンジはアチコチ変えてきて、ちょっと肩の力を和らげながらの最後は余韻のある終わり方で、この感じは好きでした。

end




「こういう感じで唄いたい」なんて思ってイロイロ手を変え品を変えても、優れたシンガーソングライターであればあるほど、伝わるメッセージは変わらないもんだけど、今回はその初期衝動の瞬間をみれたような、とっても清々しいライブでした。

「初期衝動」という言葉は、僕のような中味のないレポや、三流の音楽評論や芸術評論で使われることが多く、説明がうまくされず、表現し難いことが多くてある意味とても便利な言葉。
僕は本能や思い付きが絡む感覚的なものではなく、その人にとって貴重な体験や、重要な局面に立たされた危機の後、かすかに見えた「光」に希望や夢を見出し「意識をもって踏み出す新たな第一歩」のようなものと昔から理解していて、それは、ボブ・ディランやジャクソン・ブラウン、ユーミンや奥田民生など、僕好みの曲作りをする人たちの長年にわたる行動をみて(自分勝手に)確信めいたものになってきてる。

厳しく辛い涙を流し切ったあとの優しさは決して弾力のある柔らかいものではなく、しばらくは干上がった池のようなひび割れた乾燥感がともなうけれど、その地底奥にはまだまだマグマと地下水が同居しながら潜んでいて、いつからかその水が湧き出るように沁みあがって来ると、表面には濡れた色気が出て、その後空から降る雨は宝石のようにキラキラと光りだします。
そんな歳の重ね方ができるひと(女性)は本当に魅力的で、決して手も触れられないような煌びやかなものではないけれど、そっとハグして包み込むと、こっちも包み込まれるような人肌の温もりを感じ取ることができる。そんなひとが唄う歌は心地良いに決まってる。

・・・てな感じの今夜でした。




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