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かわえうた

スピリットというか、生きた証というか。それは“大切な人がいるからこそ”生まれる気持ちなんですよね minako kawae

かなしみの上にも愛がわかるひと 

「星の王子さま~サウンドストーリー 」

ぎゃんちゃん唯一の2枚組CDは唄なし。
素敵な朗読と、いろんなアレンジの「君の唄」につつまれる140分
キャラクターによって声色を変える、ぎゃんちゃんの語り芝居が楽しく
楽曲では、Ⅵ「夕日」の弦楽バージョンが好きです。

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大切な人へ、親から子供たちへ、永遠に引き継がれる物語「星の王子さま」。
集英社・池澤夏樹新訳版を、川江美奈子が朗読。
音楽家として池澤夏樹の訳(言葉)に、彼女の音楽と飾らない語り(音)のみで
「星の王子さま」に新たな息吹を吹き込む。
公式イメージソング「君の唄」のメロディにのせて綴る朗読CD。

ここに聞こえてくる声は、王子さまの思いをそのまま届けてくれる。-池澤夏樹

*フルカラー16Pブックレット
*特別寄稿文「池澤夏樹」
*川江美奈子手描き楽譜付



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虚無感というのは
何かがもともとそこにあったからこそ生まれるものだと思うのです。
どうしても失いたくないものと別れたとき
なんとか記憶をとどめておきたいという気持ちと
いっそすべての記憶をなくしてしまいたいという気持ち
そのはざまで心は張り裂けそうになるでしょう。
 
生まれて出逢って愛を知るということは
そこにあるすべての風景が特別になるということ
ひとはそんなふうに知らず知らずに世界に意味を持たせて生きてしまいます。

星の王子さまというお話は、モラルでも美しい心のあり方でもなく
人間の心のどうしようもないもろさと
可能性
を描いているのだと私には思えました。

「ぼく」がもっとも美しく悲しいという風景は、
そこに王子さまがいないからではなく
心の目が王子さまを感じてやまないから
そんなことを出来てしまう人間はとてもかなしいものです。

 
かなしすぎてもう進めないひともいるでしょう。
でもそのかなしみと共に
さらに進もうとするひとが、いることも知っています。
残酷を知るぶん本当に深くあたたかくなれること
私自身はまだそれが持てるかわかりません。
 
でも
せっかく生まれたなら、
かなしみの上にも愛がわかるひとになりたい。

そんな思いで君の唄を書きました。

「ぼく」が描いた最後の絵を眺めながら。


                    川江美奈子


「君の唄」発売当時(2006年)に
「星の王子さま」のウェブサイトに寄せたコメントです。
同サイトのオンラインショップでも
「君の唄」「星の王子さまサウンドストーリー」のCDを購入できます。





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