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かわえうた

スピリットというか、生きた証というか。それは“大切な人がいるからこそ”生まれる気持ちなんですよね minako kawae

1964.12.11 



Sam Cooke - A Change Is Gonna Come

僕は川辺の小さなテントで生まれた
以来ずっと川のように流れて生きてきた
長い、長い時間がかかったけど
僕には分るんだ 変化が訪れようとしていることが 
そうさ必ず

生きることはこれまであまりにも辛かった 
だけど死ぬのは怖い
なぜって空の向こうには何があるか分らないから
長い、長い時間がかかったけど
僕には分るんだ 変化が訪れようとしていることが 
そうさ必ず

僕が映画に行ったり、繁華街に行ったりすると
誰かがいつもウロウロするなと言う
長い、長い時間がかかったけど
僕には分るんだ 変化が訪れようとしていることが 
そうさ必ず

そして仲間のところに行って
お願いだ助けてくれと言っても
彼はしまいには僕を殴り倒して
またひざまずかせるんだ

もう長くはないと思ったことも何度もある
だけど今はながらえると思うんだ
長い、長い時間がかかったけど
僕には分るんだ 変化が訪れようとしていることが 
そうさ必ず




サム・クックほど有名でありながら、
誤解されている黒人アーティストもいないでしょう。
かくいう僕も、
以前はサム・クックのことを元祖ブラック・コンテンポラリー・アーティスト
というイメージでしか見ていませんでした。
確かに、一般的に出回っている彼のベスト・アルバムなどを聞く限り、
そう考えるのも間違いではなかったはずです。
しかし、彼には日本に住む我々には見えない部分が数多くありました。
ゴスペル・シンガー兼プロデューサーとしての聖なる側面、
黒人大衆を前にファンキーにシャウトする泥臭いR&Bシンガーとしての側面、
音楽出版社、レコード会社の設立者、経営者としての側面、
マルコムXやモハメド・アリとの親交を結ぶ人種差別と闘う者としての側面、
などなど。
こうして彼は、白人社会において有名になることを目指す上昇志向と
黒人社会のために役立とうとするコミュニティー重視の姿勢、
そしてジーザス・クライストとともにあらんとするクリスチャンとしての生き方、
そのどれをも生きようとしたのです。
それは、彼の歌と同じくクロスオーヴァーを目指す生き方でした。
残念なことに、
その生き方の歪みが彼の早すぎる死の原因となったのかもしれません。
しかし、彼の死がキング牧師に匹敵する関心を集めたのも、
その生き急いだ生き方のせいだったのです。

(from 「- 20世紀ポップカルチャー史 -」

ハーレム・スクエア・クラブ1963ハーレム・スクエア・クラブ1963
(2013/03/06)
サム・クック

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